サンタさんの存在を,比較的最近まで完全に否定していなかった,という話を,正月に書きます。
小学校の割と早いうちから,まわりの友達が「サンタは親なんだ」とか「サンタさんなんていないんじゃないの?」とか言っていた。毎年頼めばそれらしい形でプレゼントが貰えるし,《頼れる》大人も「サンタはいる」と言っているし,正直私としては,「サンタがいるというのも可笑しなことだけど,いないと言い切るのも難しくない?」と思っていた。
その時私が最も尤もらしいと考えていた説は何かというと,「白ひげ・赤備えの人が来ることはないとしても,市役所とかの人が保護者を通して伝えられた所望のプレゼントを用意しているんじゃないか」というものでした。まあ,そうではなかったわけですが。
ところで,クリスマスプレゼントと言えば「ブックサンタ」という取組があるようです。
『ブックサンタ』は、認定NPO法人チャリティーサンタが全国の様々な困難によって体験格差を抱える子ども達に本を贈るため2017年に書店と連携してスタートした社会貢献プロジェクトです。本を贈りたいと思った人が本を買うと、チャリティーサンタをはじめとした全国数百のNPOを通じて、子ども達へ本のプレゼントが届きます。
とのことです(ブックサンタ公式ホームページ「ブックサンタとは」参照)。さきほど書いた「市役所の人が云々」という話に近いことが現実にあるんだなあ,と思うし,素晴らしい動きだと思いました。結構いろんな本屋がこの取組に参加していて,自分もお金に余裕を持てるようになったら,こういう取組に協力したいと思いました。
どんなものでもそうですが,本は特に,人の思想心情に訴えるものが大きい(例えば私だったら,属性に関わらず数学好きを増やそうと数学に偏った本を選んでしまう)ので,難しい取組だと思いますが,様々な人が参加することでより良い取組になっていくと思います。本に限らず,こういった体験格差を是正するような取組が増えていますが,インターネットの繋がりの拡がりもそういう点で良い方向に作用しているように思いました。
このような行動は,冷笑主義的な態度よりも遥かに有理だと考えます。